有田国際陶磁展産業陶磁器部門の最高賞に輝いたペティナイフは、「料理するのが楽しくなる包丁を」と、堺打刃物の刃に、精緻な文様を入れた有田焼の持ち手をつけた。「有田焼には異業種とコラボできる技術力がある。強みを生かすことが産地の未来につながる」と話す。

 有田焼と工芸品の合作は、2008年の洞爺湖サミットで各国首脳に贈られた「有田焼万年筆」など、これまでに8品を生み出した。「国内の伝統産地とチームを組んで、日本のもの作りを海外で売り出したい」と、「世界初、オンリーワン」の商品開発を続ける。

 01年に妻の実家の佐賀ダンボール商会に入るまでは、PHP研究所で「経営の神様」松下幸之助の教えを受け、「素直な心で見ること」「衆知を集めること」を大切にする。佐賀県ベンチャー交流ネットワークの会長も務め、本業と同様、異業種同士のつながりから生まれる「化学反応」を期待する。有田町丸尾。

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