冊子を再編し復刻させたネイチャー佐賀の増田英治さん=唐津市相知町の伊岐佐小

冊子をめくり、お気に入りの花を探す児童=唐津市相知町の伊岐佐小

 自然観察指導員などでつくる公益財団法人「ネイチャー佐賀」が、佐賀県立自然公園の八幡岳に自生する植物をまとめた冊子を再編し復刻させた。地域の植物を広く知ってもらおうと、唐津市の教員が24年前に刊行した冊子を基に制作した。相知町の伊岐佐小と相知小に贈呈し、教材としても活用してもらう。

 冊子は、八幡岳に自生する草花約200種を写真付きで紹介し、観察できる時季をまとめた表も載せている。78ページ。基になったのは、相知町の元教員藤井鶴久さん(84)が1993年と96年に自費出版した『八幡岳・野の花たち』と『野の花ごよみ』。発行部数が少なく、現在は手に入れるのが難しいため、新たに作り直した。一部、状態が悪い写真を差し替えている。

 24日には、伊岐佐小に60冊を贈呈。5年生は道徳の時間、早速冊子を開き「見たことないのもある」「今から探しにいこう」と話していた。長嶺栞奈さん(10)は「フユイチゴの花がきれい。本を使って家の周りの花を調べたい」と冊子をめくっていた。

 同法人は30日、相知小にも310冊を贈呈する。増田英治事務局長(62)は「自然の大切さを知り、触れ合うきっかけになれば」と期待した。

このエントリーをはてなブックマークに追加