講演するシアター・シエマの重松恵梨子支配人=佐賀市天神のグランデはがくれ

 佐賀県内の大手企業の支社長、支店長らでつくる「ブランチ佐賀さかえ会」(座長・中尾清一郎佐賀新聞社社長)の例会が19日、佐賀市天神のグランデはがくれで開かれた。シアター・シエマ(佐賀市松原)の重松恵梨子支配人が、シエマの歩みや多様な表現の必要性を話した。

 2007年12月の開館から今年10年を迎えるシエマは、小規模なアート系作品や社会的なメッセージ性の強い作品を上映するミニシアター。14年には配給映画のデジタル化で迎えた映画館存続の危機を、支援者から集まった寄付金で乗り越えた。

 重松支配人は「ミニシアターがなくなり資本力のある作品だけが上映されるようになると、世の中の価値観が偏る危険性がある」と訴えた。その上で、「資本力に関係なく多様な人が作った映画が世に出る場所も守っていくことで、多様な価値観を認める世の中になれば」と話した。

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