碓井順支社長(左)から目録を受け取る中谷忠夫さん=佐賀市の明治安田生命佐賀ビル

 地域の伝統文化の保存や後継者育成を支援している明治安田クオリティオブライフ文化財団(本部・東京、関口憲一理事長)は23日、鹿島市の納富分浮立保存会に助成金45万円を贈呈した。保存会メンバーで納富分区副区長の中谷忠夫さんが受け取り、「古くなった太鼓の張り替えと浮立の法被を新しくしたい」と喜んだ。

 納富分浮立は前太鼓と鼓、大胴、大太鼓、笛で構成される太鼓浮立で、リズミカルな音調が特徴。江戸時代に始まったと推定され、戦後に数年間途絶えたが、1987(昭和62)年に復活した。現在は少子化の影響で伝承の不安が再び高まっており、メンバーの森田実さんは「浮立は楽譜もなく口承で受け継いでいる。地域の伝統文化として若い人にも関心を持ってもらいたい」と話す。

 同財団の地域伝統文化分野への助成金は本年度、40都道府県から140件の応募があった中から43件が選ばれた。明治安田生命佐賀支社の碓井順支社長は「豊かな内容と長期の継承活動が評価された」と語った。

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