福岡銀行(福岡市)は、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)の農業法人成長支援ファンドを通じ、藤津郡太良町の「九州アグリコール太良」(吉田康剛社長)に1億円を出資した。同法人はペットボトル飲料向けの茶葉を生産・加工しており、茶園の拡張や関連機械の購入、運転資金に充てる。

 ファンドが議決権のない株式を引き受け、10年後に買い戻してもらう仕組み。佐賀県内の農業法人への出資は初めてという。

 九州アグリ社は、北部九州を中心に運送・倉庫業を営む吉田海運(佐世保市)が農業参入を目的に昨年、設立した農業法人。担い手の高齢化で生産が困難となった太良町の茶園6・5ヘクタールを購入し、今年4月から栽培を行っている。

 茶葉は全量を大手飲料メーカーに販売している。耕作放棄地を有効活用し、栽培面積を現在の2倍以上に拡大する計画という。

 福岡銀行は2014年、日本政策金融公庫、福岡キャピタルパートナーズと共同でファンドを設立。今回の出資はFFG傘下の親和銀行(佐世保市)への相談をきっかけに決定した。

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