春と秋の「釈菜」に合わせ発行することになった孔子の里の会報「鶴山書院報」

■「釈菜」に合わせ年2回発行 

 多久市多久町の多久聖廟(せいびょう)や東原庠舎(とうげんしょうしゃ)などの指定管理事業を請け負う財団法人「孔子の里」は、儒学を中心とした多久の独自文化を知ってもらおうと会報「鶴山(かくざん)書院報」を創刊した。会報は春と秋に開催される聖廟の伝統行事「釈菜(せきさい)」に合わせ発行する予定。併せて同団体は「由緒ある文教の地に適応した学芸文化の振興を図りたい」と会報を配布しながら、賛助会員も募っていく。

 会報の題号は、施設のある麓(ふもと)の山「椎原(しいばる)山」が「鶴山」とも呼ばれ、東原庠舎は地元から「鶴山書院」と称されていたことから付けた。理事長の横尾俊彦多久市長は「聖廟創建の志を未来につなぐ」と創刊の辞を寄せている。

 会報はA4判の全8ページで約3千部を作成。「釈菜」に献詞として全国から寄せられた漢詩愛好者に配布したほか、市内各公民館に配置している。内容は、同団体主催のイベント報告のほかに、鍋島報效会役員で郷土史家の大園隆二郎氏が、江戸時代に東原庠舎で学んでいた儒学者・草場佩川(はいせん)について執筆した。

 編集担当者は「今後は多久が育んだ儒学者について連載として取り組みたい」と、会報の充実に向け意気込んでいる。

 会報の問い合わせは孔子の里事務局、電話0952(75)5112。賛助会員の入会も呼び掛けており、個人会員は年会費1口3千円、法人会員は同1万円で受け付けている。

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