日本酒「鍋島」の有料試飲を楽しむ女性グループら=鹿島市の富久千代酒造

 酒どころの鹿島、嬉野両市の酒蔵を巡り、各蔵の自慢の日本酒を味わう「鹿島酒蔵ツーリズム2017」と「第3回嬉野温泉酒蔵まつり」が25日、始まった。佐賀県内外から訪れた観光客が心地いい酔いに浸り、風情ある街並みの散策を楽しんでいる。26日まで。

 鹿島市では6蔵で新酒の試飲や蔵見学ができ、白壁の建物が並ぶ肥前浜宿や中心商店街では多彩なイベントも開かれている。長崎県諫早市から友人4人で参加した野口みゆきさん(45)は富久千代酒造で新酒を味わい、「蔵の中に入ること自体が初めての体験。普段は飲めないようなお酒がこの雰囲気で味わえて楽しい」と満足げだった。

 嬉野市の3蔵では、純米酒やたる酒を無料や有料で試飲でき、来場客が次々と杯をあおった。仕事で福岡を訪れている藤田美香さん(32)=大阪市=は「この地域が酒どころとは知らなかった。夕方まで楽しみます」と笑みを浮かべた。

 酒蔵ツーリズムは、富久千代酒造の「鍋島 大吟醸」が11年に国際的なワイン品評会「IWC」の日本酒部門で最高賞に輝いたことをきっかけに12年から始まった。近年は嬉野との連携を強めている。

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