うれしの茶交流館の起工式で神事に臨む谷口太一郎市長=嬉野市嬉野町

 うれしの茶生産の歴史資料館兼体験施設「うれしの茶交流館」の起工式が21日、嬉野市嬉野町の現地であった。事業主体の嬉野市や茶業関係者ら約70人が、施設完成の無事と施設活用による茶業振興を願った。2018年4月に開業予定。

 施設は、各農家に散在していた農具や歴史的な資料を集約。おいしい茶の入れ方や茶染め体験ができ、喫茶スペースも設けて消費促進につなげる狙い。施設南側には露地と施設栽培の茶園も設ける。

 鉄骨平屋造り、建築面積は930平方メートル。総事業費は5億7400万円。観光客と地域住民の交流施設として国の社会整備総合交付金事業の対象となり、合併特例債も充当して市の実質負担を数千万円に抑える。上滝・大河内建設共同企業体が施工する。

 出席した谷口太一郎市長は「長い間積み重ねた茶生産の知見を披露できる」と施設着工を喜んだ。来年が明治維新150年に当たることにふれ、「長崎の商人が嬉野の茶の貿易で、幕末の志士たちの活動資金をつくったという歴史がある。明治維新をつくった茶が、また形を変えて地域を支えていくことに期待している」と語った。

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