ドローンを飛ばし、通報者捜索の方法を説明する一般社団法人のスタッフ(左から3人目)=福岡市の九州大学伊都キャンパス

 救急医療や災害対応での小型無人機「ドローン」の活用方法を探る実証実験が23日、福岡市の九州大伊都キャンパスで公開され、佐賀県内の消防関係者らが視察した。

 実験は、県職員の円城寺雄介さん(39)らが立ち上げた一般社団法人が、総務省の事業として取り組んでいる。円城寺さんは、県内の救急車にタブレット型端末を導入して搬送時間の短縮を実現させており、ドローンの活用によって一層の時間短縮を目指している。

 この日は、スマートフォンの衛星利用測位システム(GPS)機能を利用してドローンを通報者の元に飛ばし、搭載カメラによる上空からの映像を救急隊の端末に送信するまでを行った。災害や事故の状況把握や、捜索の場面で時短効果が期待できるという。

 消防本部の関係者は「他県ではドローン隊を編成しているところもある。現場の状況を早い段階で把握できるのは魅力で、将来的に導入できれば」と関心を高めていた。円城寺さんは「バッテリーの持続時間が短いなど課題は多いが、一つずつクリアしていきたい」と話した。

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