市営バス80周年を記念し、昭和40年代に走っていたバスのデザインを再現した復刻カラーバス=佐賀市の佐賀市交通局

床やシートなど内装も復刻したバスの運転席に座るOBの嘉村輝夫さん(左)ら=佐賀市の佐賀市交通局

 佐賀市営バスに、利用者が最も多かった昭和40年代当時のデザインを採用した復刻バスが登場した。内装も当時さながら木目調の床とし、エンジ色のシートには白いカバーを掛け、バス前方には「ワンマン」の表示も掲げた。「以前見た人には懐かしく、初めて見る若い人には新鮮に見えるのでは」と佐賀市交通局の担当者は話す。

 復刻バスは昭和30年代から走り始め、2000年度に姿を消したデザイン。当時のボディカラーに近づけ、タイヤホイール部分も着色。前面の「佐賀市営バス」の文字書体も資料に基づき再現し、ナンバープレートの「80」は、創業80周年を示すなど趣向を凝らす。

 見た目はレトロだが、乗降しやすいノンステップバスで、2月16日から利用開始予定の交通系ICカードnimoca(ニモカ)にも対応する。

 元運転手の嘉村輝夫さん(79)は「復刻すると聞いてうれしかった。今は広告がついたバスが多く見分けがつかないが、このデザインだと一発で市営バスと分かる」と笑顔で話した。

 バスは運行初日の20日、乗用車に接触されるハプニングもあったが、21日以降も市内のさまざまな路線を走っている。

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