代表質問で安倍首相の政権運営をただす民進党の大串博志政調会長=東京・永田町の衆院本会議場

 民進党の大串博志政調会長=比例九州=が23日、衆院本会議場で代表質問に立った。野田佳彦幹事長がトランプ米大統領の就任を受けた外交問題を取り上げたのに対し、大串氏は農協改革や働き方改革など内政問題を網羅的にただし、自らが立案を主導している民進党の対案についても審議するよう訴えた。

 大串氏は35分間、与党の激しいやじと野党の声援の中で質問した。冒頭、文部科学省の「天下りのあっせん」問題に関し、「安倍政権の下で霞が関が緩み切っている」と指摘した。

 農協改革に関し、「民間組織に対する過剰な行政指導」と批判し、政府がJA全農の改革年次計画の進ちょくを管理するのはやめるべきだと訴えた。

 アベノミクスに関しては「円安、株安に誘導しても企業や国民に将来不安がある限り、設備投資も消費も伸びない」と切り捨て、民進党の経済政策「人への投資」で教育の無償化や無利子奨学金の拡大といった施策の実施を呼び掛けた。

 質問後、大串氏は「安倍首相は相変わらずまともに答えていない。『天下りは監視が機能したから明らかになった』と開き直る態度。今回の質疑をベースに国会論戦を深めていきたい」と語った。

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