塚部芳和市長に校旗を返納する西山太佳子校長(右)。いずれも波多津小OBで塚部市長は「運命的な巡り合わせ」と語った=伊万里市波多津町の波多津小学校

感謝の会で「夢の一輪ピック」ダンスを披露する児童たち=伊万里市波多津町の波多津小学校

楽しかった学校の思い出を絵で紹介する1年生=伊万里市波多津町の波多津小学校

波多津東小であった閉校式。本年度で歴史を閉じる波多津東幼稚園の名も一緒に刻んだ記念碑の除幕式があった=伊万里市波多津町

■在校生、OB学びやに別れ

 本年度限りで統廃合される伊万里市波多津町の波多津小学校で25日、閉校式があり、141年間の歴史に幕を下ろした。保護者や地域住民ら約150人が思い出がいっぱい詰まった学びやとの別れを惜しんだ。

 同校は1875(明治8)年に三岳小として開校。波多津尋常高等小など数度の校名変更を経て、1950年から波多津小の名称になった。開校から現在まで地域の子どもたち約8千人が学んだという。近年は人口減少と少子化が進行し、本年度の児童数はピークだった約60年前と比べて約1割の56人。来年度から波多津東小と統合されることが決まった。

 式典では、同校卒業生でもある塚部芳和市長が「地域にとって苦渋の選択であり、決断した私も断腸の思いだった。教育環境を整えるために閉校はやむなしとの選択に理解をいただき感謝したい」とあいさつ。西山太佳子校長から校旗の返納を受けた。

 西山校長も同校出身で「卒業生の一人として、波多津小の豊かな学びを誇りに思う。素晴らしい思い出と、地域の皆さんからいただいた温かいまなざしは、必ず子どもたちの心に受け継がれ、心の支えになると信じる」と式辞を述べた。

 第2部の感謝の会では、校訓「精いっぱい」の文字が染め抜かれたTシャツを着た1~6年生56人が、最後の1年間で取り組んできた「ファイナルプロジェクト」の成果を披露。一輪車と組み合わせたダンスや、思い出や夢などを絵や文字で表現した児童発表もあり、学校との別れを明るく盛り上げた。

 4月には、約4キロ離れた波多津東小の校舎に、新たな「波多津小」が開校する。現在の波多津小児童はスクールバスで通うことになる。この日は波多津東小でも閉校式が行われた。

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