「18歳選挙権」や新聞記事を扱った教科書

 検定に合格した高校教科書のうち、現代社会と政治・経済の全てに「18歳選挙権」が取り上げられ、投票の意味を考えさせるなど主権者教育を意識した記述が充実した。現代文では新聞を読んで興味や疑問を持ったことを自分で調べてまとめる学習方法も紹介された。

 現代社会のある教科書は、候補者の情報収集や実際の投票方法などを4ページにわたり特集。別の社の政治・経済はQ&A形式で1票の意味を問う生徒に、先生が「投票率が低くなれば、政治家も熱心に投票に行く人々の利害だけを考えるようになる」などと解説した。

 インターネットを使った選挙運動の注意点や、18歳未満の選挙運動が禁止されていることに触れた教科書もあった。

 一方、教育現場で新聞を活用するNIE(教育に新聞を)の広がりを受け、国語表現で記事の読み比べが推奨され、現代文Bでは「新聞報道は背景や経緯を詳しく伝達したり、解説、記録したりする特徴がある」などの説明も見られた。

 小学校の道徳では、東日本大震災で小中学生らが率先して高台に避難し、津波から命を守った「釜石の出来事」(釜石の奇跡)を新聞記事とともに取り上げた。

=教科書検定=

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