九州北部の豪雨で、福岡、佐賀両県警は20日、福岡県朝倉市で行方不明になったとみられる7人が流された可能性がある筑後川流域を有明海周辺まで計約230人態勢で集中捜索した。両県警とも同日分の河川敷の捜索を終えたが、発見には至らなかった。ボートで水上も捜した。

 警察は不明者の住宅やその周辺を中心に捜してきたが、発生から2週間が過ぎ、範囲を広げる必要があると判断した。

 九州北部地方が梅雨明けしたとみられる同日、強い日差しの中、汗だくの警察官らが河川敷で、身の丈ほどの草むらをかき分けた。朝倉市に隣接する福岡県久留米市の久留米大橋から下流域が捜索対象で、警察犬やヘリコプターも使った。

 有明海では5人の遺体が見つかり、いずれも豪雨犠牲者と判明。20日は有明海の佐賀市の沿岸付近を歩いて捜す警察官の姿もあった。死者はこの5人を含め福岡、大分両県で34人に上る。

 現場指揮する九州管区機動隊の古賀和嘉中隊長(41)は「一日でも早く行方不明者を発見し、ご家族に報告したい」と語った。全域を捜し終えるには数日かかる見通し。【共同】

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