講演する産業技術総合研究所の内田洋平さん=佐賀市のグランデはがくれ

■利用促進研究会が講演会 

 新たな再生可能エネルギーとして注目される地中熱などの普及に取り組む「有明未利用熱利用促進研究会」(野田豊秋会長、21社)が22日、佐賀市で講演会を開いた。地中熱研究の専門家が、地下水の流れが強い日本の地質の特性を生かしたシステム開発を提言した。

 産業技術総合研究所・再生可能エネルギー研究センター(福島県)で地中熱を研究する内田洋平さんが講演した。地中熱をエネルギーに変えて冷暖房に使う「地中熱エコキュート」は北米、北欧を中心に発展したと解説、「日本では地下水の流れで熱が移動する現象を考慮する必要がある」として、日本独自のシステム開発の必要性を説いた。

 県新エネルギー産業課の担当者は、参入業者が集中した太陽光発電はさらなる成長が見込めないと説明、「当面は地中熱の空調利用などが再生可能エネルギーの本命になる」と話した。

 研究会は「九州地中熱利用促進研究会」として2015年に発足。下水など地中熱以外のエネルギーの活用も探ろうと、昨年10月に名称を変更した。

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