エスプレッソに温めたミルクで絵柄を描く髙橋伸児さん。練習では適温のミルクが入った容器の温かみを手に覚え込ませた=有田町広瀬山の「木もれ陽」

九州大会で披露した「スワン」。ようじなどは使わずに仕上げる

 コーヒーの抽出技術などを競う「UCCコーヒーマスターズ2017」の九州大会ラテアート部門で、有田町広瀬山のカフェ「木(こ)もれ陽(び)」オーナーの高橋伸児さん(41)が優勝した。初出場初制覇した2015年に続く栄冠。有田焼のカップで出場した高橋さんは5月の全国大会に向け「九州代表として目標は日本一。有田焼のアピールもしたい」と意気込んでいる。

 大会は今月福岡市で開かれた。エスプレッソコーヒーに温めたミルクで模様を描くラテアート部門は24人が出場。トーナメント形式で、4分以内に同じ図柄で作った2杯の味とデザイン性を審査した。

 16年の大会を所用で欠場し、2年ぶりの出場となった高橋さんは、オリジナルの「スワン」と「フラミンゴ」の絵柄で挑んだ。「とり年に合わせた。あまり見ない柄なので独創性や創造性が評価されたのでは」と振り返る。

 カップは店で使う有田焼と同町の佐賀県立有田窯業大学校生が作った器を対戦ごとに使い分けた。窯大生のカップは二重構造で保温性が高く、外側には有田の風景が描かれている。「工夫を凝らして作ってくれた。優勝で恩返しできたかな」と笑う。

 もともと料理人で、ラテアートは10年ほど前から独学で学んだ。神戸市で開かれる全国大会は各ブロック大会を勝ち抜いた6人で競う。ラテアートの魅力は「同じ作品は二度と描けない『生き物』のようなところ」と話し「ラテアートも有田焼も職人技の世界。全国の舞台で有田で培った技術を披露したい」と力を込めた。

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