「じゃんけん列車」をして遊ぶ〓(山ヘンに見)(トヒョン)初等学校と新栄小の児童ら=昨年10月、佐賀市の新栄小学校

 佐賀市の新栄小(古賀善充校長)が、九州・沖縄・山口地域の小中学校や子ども団体の継続的な国際相互理解活動を表彰する第12回アジアkids大賞を受賞した。韓国釜山(プサン)市蓮堤(レンテイ)区の兔〓(山ヘンに見)(トヒョン)初等学校との15年にわたる交流活動が評価され、西日本国際財団(西日本シティ銀行出資)から表彰された。

 交流は2002年、同校の創立30周年を記念して始まった。毎年相互に受け入れと訪問を繰り返し、これまで韓国から112人を受け入れ、同校から113人が韓国を訪れた。昨年10月にも11、12歳の18人を受け入れ、茶道やお手玉、羽子板遊びなどの日本文化を紹介し、交流を深めた。新栄小の児童らは初めて見るチマ・チョゴリに驚き、「言葉は分からなかったけど、一緒に遊べたよ」と話していたという。

 新栄校区では取り組みを後押しするため、新栄ふれあいまちづくり協議会やPTAなどで日韓交流委員会を組織。委員会では校区の2802戸から交流のために80円ずつを集め、通訳への謝金や移動費の一部などに充てている。相手校との連絡調整や子どもたちの語学習得なども委員会が支援する。委員会の多々良一夫さんは「どこかひとつの組織の力では難しかった。みんなで少しずつ力を出し合っているから続けられる」と話す。

 古賀校長は「地域みんなでもらった賞。地域で子どもを育てようという気風が、新栄校区の特色」と笑顔を見せた。

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