日銀の櫻井眞審議委員が25日、佐賀市で県内の経済団体、金融機関の関係者らと懇談した。経済情勢や金融政策について意見交換し、「景気は底堅く回復している」として、現行の金融緩和政策を続ける意向を示した。

 審議委員の来県は2011年以来。県や市、経済4団体、佐賀銀行、佐賀共栄銀行のトップら9人と非公開で懇談した。

 櫻井審議委員は「暗い感じがなく、着実に回復していることがうかがえた」と懇談を振り返り、県内の景気動向について「労働力不足が業種を問わず深刻化しているものの、九州全体と同じように改善している」と強調した。

 マイナス金利政策の継続見通しに関しては「景気がやっと良くなってきたばかりで、実体経済の動きを見守りながら現行の政策を堅持する」と述べ、政策目標をお金の量から金利に転換した金融緩和策を当面続ける考えを示した。

 地方銀行の再編については「懇談会で意見は一切なかった。一般論だが、厳しい経営環境を乗り越えるためにいろんな選択肢があると思う」と述べるにとどめた。

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