選挙の関心度

投票の基準

■「決めていない」4割

 29日投開票の唐津市長選で、佐賀新聞社は告示後の22~24日の3日間、有権者の意識を探る世論調査を実施した。取材を加味して序盤情勢を分析すると、元県議の峰達郎氏(56)が先行し、前副市長の岡本憲幸氏(61)が激しく追い上げている。前市議の志佐治徳氏(69)と医療法人理事長の田中路子氏(69)の2人は伸び悩んでいる。調査時点では有権者の4割が態度を決めておらず、中盤以降の攻防が勝敗を左右する。

 市長選は新人4人による混戦で、有権者の関心は「大いに関心がある」「ある程度関心がある」を合わせて80.8%に上った。現職と新人3人の激戦だった前回市長選の序盤調査(86.8%)よりも低かった。

 誰に投票するかを「決めている」「だいたい決めている」は62%。残りの38%が「まだ決めていない」との回答で、この時点で悩んでいる人が前回よりも多い傾向にある。

 峰氏のリードは旧郡部で顕著で、職業別でも会社員や農林漁業など満遍なく支持を集め、自民党支持者の半数を取り込んでいる。岡本氏は40代や無党派層に浸透、高齢者にも食い込んでいる。厳木町議も務めた志佐氏は下場地区で健闘し、田中氏は女性から期待する声がある。

 重視する政策(複数回答)は、「市政への信頼回復」が34%で最も多く、「福祉・高齢化対策」が26%、「景気・雇用対策」が24.5%、「教育・子育て支援」が23.5%で続いた。

 投票する基準は「人物・人柄」が38.8%、「政策・公約」が37.5%と多く、「経験・実績」が9.5%、「団体・組織・地域の推薦」が9.3%となっている。

■調査方法 22~24日の3日間、唐津市内の有権者を対象に、コンピューターで無作為に作成した番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)方式で実施。電話帳に番号を載せていない人の調査も可能で、今回は1万1399件に電話をかけ、400人から有効回答を得た。

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