どうしても処分をためらうものを保管してきたお茶箱。振り袖などが昔のままの姿で現れた

■防臭、防湿優れた収納家具

 子どもたちの「就活」が終わると始まる親の「終活」。いやおうなしに始まる老後に備えて納戸の整理に取り掛かっています。

 何度かの引っ越しの中で、どうしても処分をためらうものを3箱のお茶箱に保管してきました。18年前から眠っていた毛糸の手編みやウール100%のセーター、そして振り袖や帯。洗濯ができないものやドライマーク表示のものは1枚ずつ手洗いをして納めたことを思い出しました。その時のままの姿で現れ、防臭、防虫、防湿、防カビ効果を兼ねそなえた素晴らしい収納家具だと実感しました。

 杉の板の箱の中にはトタンが張られています。子育て中に化学物質を原材料とする防虫剤を使いたくない一心で利用したお茶箱ですが、子どもの頃から身近な収納家具でもありました。

 いつの間にかプラスチック製の箱収納に慣れ、防虫剤、防湿剤、防カビ剤を使うことが当たり前に。お茶箱をエコの視点から見直してみると、薬品購入の必要がなく、耐久性に優れ、自分のセンスで楽しめる収納箱といえそうです。

 わが家のお茶箱は大人1人入るくらいの大きさですが、最近は大きさもいろいろと選べるようです。リビングにテーブル代わりにおけば、中に湿気やすいクッキーを入れたり、紅茶やコーヒーの粉を保存したりと使い勝手の良い部屋づくりにも利用できそうです。

 好きな布をかぶせたり、アートな紙を貼るのもよさそうです。お節句人形を保管したり、飾る台にしたりといろいろ楽しんでみてください。

(地域リポーター・岩田雅予=佐賀市大和町)

このエントリーをはてなブックマークに追加