工事完了が2年遅れる市道「大財藤木線」。2019年3月に開通する=佐賀市駅前中央3丁目

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■事業費も10億円増

 ゆめタウン佐賀の南でJR長崎本線高架と交差する佐賀市道「大財藤木線」の道路拡幅工事が当初計画より2年遅れ、完了は2019年3月末になることが、分かった。市は「地中に埋まっていた大量のくいの撤去や、電車を走らせながらの工事に想定以上の時間がかかった」としている。事業費も15億円から約25億円に膨らむ。市道は、14年6月の工事開始以来、全面通行止めとなっており、完了まで通行止めを続ける。

 市道は市民運動広場の東側を通り、拡幅区間はJR高架下の前後を含む464メートル(駅前中央3丁目、大財北町)。1車線幅4メートルを2車線幅7メートルに広げ、歩道(各3.5メートル)を新設する。全幅は14メートル。高架も4メートルから4.75メートルに高くする。

 遅延理由について市道路整備課は、過去に地盤改良で使ったくいの撤去や電車運行の影響のほか、国の交付金(交付率55%)が想定より少なく、思うように予算化できなかったことなどを挙げた。

 事業費の約10億円増は、くいの撤去費や建設資材の値上がりのほか、排水ポンプの増強が主因という。当初の経費は2010年度に算出していた。

 市道近くにはゆめタウン佐賀や佐賀清和中・高校などがあり、買い物客や通勤通学による利用者が多い。工事前は、道幅が狭いことから対向車と擦れ違うことができず、高架入り口で待つ必要があった。拡幅して渋滞を緩和し、利便性向上につなげる。

 市道路整備課は「ご迷惑をおかけして申し訳ない。一日も早い開通を目指したい」としている。

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