佐賀労働局が27日発表した佐賀県の11月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0・02ポイント減の1・18倍だった。過去最高値を更新した前月の1・20倍に次いで過去2番目に高く、8カ月連続で1・1倍以上となったのは初めて。

 有効求人倍率は、求職者1人当たりの求人数を示す。有効求人数が1万8086人と前年同月に比べて10・2%増加する一方で、有効求職者数は1万4523人と7・0%減少した。

 新規求人倍率は前月より0・19ポイント低下して1・54倍だった。新規求人数は5791人で前年同月より3・0%増え、新規求職者数は3326人と1・4%減った。

 産業別で新規求人数を前年同月と比べると、新店舗開業が相次いだ宿泊飲食サービスが48・9%増と大幅に伸びた。人手不足の医療福祉(20・9%増)、おせち需要などで製造業(18・4%増)が続いた。

 正社員有効求人倍率は前年同月を0・14ポイント上回る0・74倍で、現在の基準で調査を始めた2005年の調査以降で過去最高となった。

 バブル期の1990年3~9月期に有効求人倍率1・1倍以上が7カ月続いた。佐賀労働局の担当者は「当時と異なり今は若い働き手が減り、成長する企業も少ない。人手不足が解消せず、仕事を受けられない状況が出てきている」と指摘した。

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