700年前の山挽の原形をとどめる下町の山鉾(昨年の700年祭から)

■小城町の須賀神社周辺で701年祭

 “小京都”小城の夏を彩る「小城山挽祗園(やまひきぎおん)701年祭」が22、23の両日にわたり、小城町の須賀神社周辺で行われ、浮立や山鉾(やまほこ)・山笠巡行が奉納される。昨年は節目の700年祭が開かれ、今年は伝統行事に加え、装いも新たにさまざまなイベントで町のにぎわいを引き出す。

 「小城山挽祗園」は1316年、下総から下向した千葉胤貞(たねさだ)が、現在の須賀神社に祇園社を建立したのが始まり。祭りのメインとなる山挽き神事は、当時の千葉氏による軍事訓練の姿が現在まで伝わっているとされている。

 3台の曳山(ひきやま)のうち、竹や縄で組み立てられた下町の山鉾は約700年前の曳山の原形をとどめている。明治以降の山挽祗園は町の人々で運営され、山鉾に加え、人形など時代絵巻を意識した派手な装飾を施した上町、中町の各山笠が加わった3台による山挽神事が続けられている。

 前夜祭となる22日午後6時半からは、横町の住民が裃姿となって提灯をともし、須賀神社や曳山のある地区を訪れ、鉦や笛による浮立を奉納する。

 23日の本祭では3台の曳山が国道203号の下町交差点に集結。午前10時の出陣式のあと、神社広場までの約700メートルをゆっくりと練り歩く。一般見物客による飛び込みの山挽参加も可能で、当日午前8時から各町の山小屋で受け付ける。

【22日】前夜祭

 18時半 横町奉納浮立出発

 19時 開会式(神社広場)

【23日】本祭

 10時 出陣式(下町交差点)

 10時半 上り山

 正午 山鉾奉納(神社広場)

 17~20時 歩行者天国(中町交差点~上町三差路)

 18時 祗園総踊り(歩行者天国)

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