福岡県久留米市の筑後川沿いを捜索する警察官=20日

 佐賀、福岡の両県警は20日、九州北部豪雨で行方不明になっている人たちを筑後川流域や有明海沿岸で集中的に捜索した。約230人態勢で手掛かりを捜したが、発見には至らなかった。

 発生から2週間が過ぎ、捜索範囲を広げる必要があると判断した。福岡県朝倉市に隣接する久留米市の久留米大橋から下流域が対象で、オートバイやボート、ヘリコプターも使った。

 佐賀市東与賀町の干潟よか公園付近の海岸では、佐賀南署の署員が2人1組になり、漂着物を棒でかき分けながら捜索した。梅雨明けに伴う炎天下、噴き出す汗を拭いながら「行方不明者の発見はもちろん、ご家族の方のために何か身元が分かるものが見つかれば」と目を凝らしていた。

 佐賀県警警備二課は「今後も海岸や川岸を注意深く観察し、行方不明者の発見に努める」と話す。

 福岡県は20日、三養基郡みやき町の筑後川沿いで16日に見つかった遺体の身元がうきは市の男性と分かり、豪雨による死者と認定した。犠牲者は福岡、大分両県で計35人になった。

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