新設される水陸機動団の団員育成に向けて発足した教育隊の隊員ら=長崎県佐世保市の陸上自衛隊相浦駐屯地

 離島奪回作戦を担うため、2017年度末新設の「水陸機動団(仮称)」に配属される隊員の教育隊が27日、発足した。西部方面普通科連隊の直轄で規模は約90人。配備先となる長崎県佐世保市の陸上自衛隊相浦駐屯地で発足式が開かれた。

 機動団は3000人規模で編成し、水陸両用車の配備を計画している。教育隊は操縦や整備方法を団員に教え、部隊の運用や水陸両用作戦を研究する。15年3月発足の水陸機動準備隊の改編もあり、機能別に戦闘上陸部隊、水陸機動部隊、偵察部隊に細分化した準備班が設けられた。

 式典では豊田龍二連隊長が隊旗を伊藤裕一・水陸機動教育隊長=2等陸佐=に手渡し、「周辺国の軍事力は拡大し、島しょ防衛任務は作戦能力の向上が必須。重責を自覚し、職務にまい進して」と訓示した。

 防衛省は機動団を離島へ運ぶ輸送手段として、新型輸送機オスプレイを佐賀空港に配備する計画を立てて、地元に理解を求めている。豊田連隊長は「速さや航続距離があり、任務に役立つ装備であるのは間違いない」と述べた。

 この日は、機動団の中核を担う西部方面普通科連隊の登坂訓練なども一部公開された。

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