長崎県・五島列島沖の海底に突き刺さったように立つ旧日本海軍の潜水艦。音波を使った調査による画像=20日(浦環・九州工業大特別教授提供)

 長崎県・五島列島沖で、旧日本海軍の潜水艦が深さ約200メートルの海底に突き刺さったように立つ様子を撮影したと、浦環・九州工業大特別教授らが25日、発表した。

 音波を出して反射の仕方から海中の物体の形が分かる「サイドスキャンソナー」という機器を使い、第2次世界大戦後の1946年に、処分のため連合国軍総司令部(GHQ)が沈没させた24隻を調べた。

 うち1隻はほぼ半分に割れ、60メートルほどの部分が砂地に立った状態。原爆を運んだ米国の重巡洋艦を沈めた潜水艦に似ているが、特定できていない。今後、カメラを積んだ無人機を近づけ、詳細に調査する予定という。浦さんは「戦争当時の技術と、それを取り巻く政治や、軍の在り方を考える材料にしたい」と話している。【共同】

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