覚書を交わした県商工会議所連合会の井田出海会長(右から2人目)と台日商務交流推進会の江丙坤会長(同3人目)=台北市の中国信託商業銀行

 佐賀県商工会議所連合会(県内8会議所、井田出海会長)は、台湾の中堅・中小企業でつくる「台日商務交流推進会」(江丙坤会長)と業務協力の覚書を交わした。少子高齢化で国内市場が縮小する中、県内企業が急成長するアジア市場に挑むきっかけづくりが狙い。同連合会が海外の団体と協定を結ぶのは初めて。

 覚書には企業同士の情報交換、経済ミッション、ビジネスマッチングに取り組むことを盛り込んでいる。台湾ではITや半導体製造に代わる次世代の基幹産業育成が急務となっており、モノのインターネットや、クリーンエネルギーなどの分野で日本の高い技術力に期待しているという。

 台北市の中国信託商業銀行で20日に開かれた締結式では、江会長が「交流を深め、技術提携や販売協力などさまざまな面で力を合わせていきたい」とあいさつした。井田会長は、東日本大震災や熊本地震で台湾から手厚い支援を受けたことに感謝しつつ、「佐賀は農業が盛んで台湾と経済構造が違うが、ビジネス交流により互いに繁栄していければ」と抱負を述べた。

 式には佐賀県や市、佐賀銀行などの関係者約50人が参加した。

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