九州唯一の地方競馬「佐賀競馬」の2016年度売上額は引き続きインターネット販売が好調で当初予算比21億円増の178億7400万円となり、4億円の黒字が見込まれることが27日の県競馬組合議会で報告された。黒字は4年連続で、1997年度以来19年ぶりに構成団体の佐賀県と鳥栖市へ配分金を支出する。

 2012年に地方競馬でJRAのネット投票システムが利用できるようになってネット販売が急伸。13年度以降はJRAの最終レースの後に「薄暮レース」を行うなど、売り上げ増に向けた工夫を重ねてきた。

 配分金は県2050万円、鳥栖市450万円の計2500万円で、97年度と同額。組合は「経営の安定化が図られつつあり、地方財政への寄与という本来の責務を少額ではあるが果たしたい」と話している。

 議会では194億1879万円(前年度当初比17・3%増)の新年度予算案を可決した。累積赤字で手をつけられずにきた施設改修や収益改善策を推進する。

 主な事業としては、建設から45年経過したスタンド棟(鉄骨4階建て)を6月から2019年2月まで、約5億8千万円をかけて耐震改修する。また、日没の早い冬場もJRAのネット発売終了(午後6時10分)間際までレースを行うため約5億円をかけて走路に照明設備を設置、走路も改修する。ネット販売をさらに伸ばすため重賞競走を2レース新設する。

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