海に浮かんだ大量のプラスチックごみ(米海洋大気局提供)

 1950年以降に世界で製造されたプラスチック製品の総量は83億トンに達し、うち63億トンがごみとして捨てられたとする推計を、米ジョージア大の研究チームが19日付の米科学誌に発表した。

 ごみの量約63億トンは、東京スカイツリーの重さに換算して約17万個分。再利用せずに使い捨てられるポリ袋などの包装材やペットボトルなどの容器は年々増加しており、2050年には、ごみが120億トンに倍増するとみている。

 チームの研究者は「人類が生み出したプラスチックごみは何百年も何千年も残る」と警告。プラスチック製品を減らして再利用するなど、賢明な使い方を真剣に考えるよう訴えている。

 チームは樹脂や繊維など化学製品の統計データを分析。プラスチックの年間製造量は、1950年の200万トンから15年には4億トンに増え、累計は83億トンだった。需要の高まりを背景に、21世紀に入ってからの製造量が半分近くを占めた。

 ごみになった63億トンのうち1回でもリサイクルされたのはわずか9%で、12%が焼却処分され、79%は埋め立て処分されたり自然界にそのまま捨てられたりしていた。

 プラスチックごみは陸だけでなく海でも問題化。年に800万トンが海に捨てられているとの報告もある。【共同】

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