多くの高校生が利用する駅の近くには選挙ポスター掲示板が立っているが、町長選のポスターは1枚しか貼られなかった=杵島郡白石町のJR肥前白石駅前

 24日告示され、立候補者が現職1人だったため無投票で再選が決まった杵島郡白石町長選。昨年導入された「18歳選挙権」で、18、19歳も身近な町長選に初の1票を投じるはずだったが、町議選だけになった。「無投票」の結果をどう受け止めたのか、地元の高校生に聞いてみた。

 昨年7月の参院選で投票を経験した白石高校3年の喜多成美さん(18)は「前から立候補者が1人だけらしいと聞いてはいた」ものの、実際に無投票に決まると「こんなこともあるんだなって、拍子抜けした感じ」と漏らす。

 地元の首長選挙は初めてだっただけに、「自分の意見が結果を大きく左右するわけじゃないけど、(有権者)2万人の意見の一つ。投票すれば、町への考えが周りの人とどのくらい違うのかとか分かったかもしれない」と機会を逃したことを惜しむ。その分、「(29日投票の)町議選は楽しみ。若い世代や母親向けの政策が気になる」と言い、公約を見比べるつもりだ。

 今回初めて選挙権を得た鶴崎貴則さん(18)=佐賀農業高3年=は「1カ月くらい前に選挙があることを知った。投票日は母や姉と一緒に行くつもり」と前向きだ。町長選の無投票当選という結果に対し「この4年間、町のことで気になる点もなかったから、同じ人でいいんじゃないかと思う」と感想を語った。

 ただ「候補者が当選して何をしたいとか、特に聞いたり見たりしたこともなかった」と、候補者の声が届いていない現状も率直に語った。

=はじめの1票 18歳選挙権さが=

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