高齢者を保護し小城警察署から表彰を受けた陣内成和・多久市消防団長(左)と古川亮介さん=小城市三日月町の小城警察署

■団員活躍、防災無線で早期発見

 捜索願いが出されていた高齢者を無事保護したとして小城警察署(陣内学署長)は25日、多久市消防団(陣内成和(しげかず)団長)と多久市南多久町の会社員古川亮介さん(33)に感謝状を贈った。消防団は仕事中の団員が素早く集まり、不明者を発見。古川さんは「防災行政無線でお年寄りの捜索を知ったのが大きかった。適切に救護でき、ほっとしている」と話した。

 多久市消防団は昨年11月下旬、60代女性がミカン畑でうずくまっているのを団員が発見。女性の家族から直接陣内団長に「捜索してほしい」と依頼があり、団員100人を派遣して付近を捜索し、救護につながった。陣内団長は「団員が素早く集まり、仕事よりも人命救護を優先してくれたことに頭が下がる」と感謝の気持ちを述べた。

 古川さんは、今月16日昼頃、南多久町で運転中、車道を歩く70代の男性を見つけ保護した。古川さんは車に乗り込む直前、地区の防災行政無線で前日から行方不明の男性を捜索中と知ったという。「無線で男性の特徴を知った。聞いていなかったらそのまま見過ごしていた」と古川さんは安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 小城署によると、昨年の高齢者の捜索願いは9件あり、「高齢化が進み、こうした事案は増加すると思うが、地域の連携を密にして迅速に対応したい」と話している。

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