新工場建設を決めた東洋新薬の本部=鳥栖市弥生が丘

■生産能力、倍以上に

 健康食品などの受託製造大手「東洋新薬」(本部・鳥栖市、服部利光社長)は、健康食品の需要増に対応するため新工場を建設する。鳥栖市弥生が丘にある既存の第1、第2工場に隣接させ、生産能力をこれまでの倍以上にする。2019年春の稼働を見据える。

 新設する第3工場は、4階建て延べ床面積約1万6500平方メートル。第1、第2工場を合わせた延べ床面積と同規模になる。2018年に着工し、国際的な品質管理基準を満たした最先端の生産設備を導入。生産計画、具体的な品目は決まっていないが、健康食品や化粧品、機能性表示食品など幅広く製造する。総事業費は約65億円。

 同社は1997年に創業。健康商品、化粧品、医薬品の相手先ブランドによる生産(OEM)に加え、商品企画、設計、販売促進まで手掛けるODM事業で躍進している。

 抗酸化作用を持つ松の樹皮抽出物「フラバンジェノール」などの研究開発を行い、特定保健用食品の許可取得数は日本一という。2016年3月期の売上高は約119億円(経常利益は非公表)。

 体にどのように良いか国の許可なく表示できる「機能性表示食品制度」(15年施行)もヒット商品開発の追い風となっており、同社広報は「商品が広く知られるようになった点が大きい。生産能力を大幅に伸ばすとともに、新たなタイプの製品を作るスペースも確保したい」と話している。

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