100回記念大賞の作品を見つめる来場者=県立美術館

 100回の節目を迎えた佐賀美術協会(先崎民憲理事長)主催の記念美協展が26日、佐賀市の県立美術館・博物館で開幕した。特別に設けられた100回記念大賞に輝いた彫塑部門の諸井謙司さん(29)=佐賀市=の作品など一般公募の入賞・入選作と会員・会友の作品計335点が展示され、初日から熱心な美術ファンが詰め掛けた。6月11日まで。入場無料。

 1914(大正3)年から1世紀以上の歴史を持つ、全国的にも例のない地方展。日本画、洋画、彫塑、工芸の4部門に、昨年より30点多い209点の応募があり、審査を経た141点の力作を展示している。

 記念大賞の諸井さんの男性像をはじめ、各部門で多様な独創性が光っている。来場者は近づいたり、角度を変えて見たりして作品の魅力に迫っていた。佐賀市の北川智子さん(70)は「大賞作は、表情は優しいが迫力がある。素晴らしい作品がたくさん並んでいる」と感心していた。

 昨年まで前後期に分けていたが、今回は通期で展示。会員の作品も50号から100号に制限を緩和し、迫力の展観となっている。先崎理事長(67)は「見応えのある展示になっている。ぜひ足を運んで」と呼び掛けている。

 27、28日、6月3日午後2時から審査員によるギャラリートークを開催。4日午後3時からは、同美術館ホールで元衆議院議員の保利耕輔さんによる記念講演会がある。

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