反射炉について発表する日新小の児童たち=佐賀大学本庄キャンパス

 小学生が地域の歴史や伝統を発表するフォーラムが21日、佐賀大学本庄キャンパスで開かれた。佐賀市内の3校の児童たちが、学校の身近にある歴史について学んだ内容を劇仕立てや動画を取り入れるなど工夫しながら紹介し、他校との交流も深めた。

 中川副小の6年生18人は、三重津海軍所の監督も務めた佐野常民が現代にタイムスリップするという劇を披露。日本初の実用蒸気船「凌風丸」や、日本赤十字社を創設した佐野常民の功績などを演じながら伝えた。児童たちは「佐野先生が残した博愛精神を受け継ぎ、人のため、社会のために考え、実行することを続けていく」と誓った。

 校内に反射炉のレプリカがある日新小は、6年生が地域の催しなどで取り組んでいる「反射炉ガイド」の様子を再現。諸富南小は動画を交え、県重要無形文化財の三重の獅子舞や徐福伝説について紹介した。

 フォーラムは5回目。世界遺産に登録された三重津海軍所跡を後世へ伝承するため、若い世代に遺産や佐賀の歴史に理解を深めてもらおうと佐賀大学が主催した。

 フォーラムを運営した佐賀大まちおこしグループ「さがのわ」の副島佳織さん(23)は「世界遺産になり得る宝が足元にはたくさんある。若者が佐賀の良さを知り、誇りを持つことが魅力的なまちづくりにつながるのでは」と語った。

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