自閉スペクトラム症の家族を支援する「Aふぁみりーs」の内村深雪代表。6月から鳥栖市で開くセミナーへの参加を呼び掛ける

■来月からセミナー「1人で悩まないで」

 自閉スペクトラム症(ASD)の子どもの母親たちが同じ悩みを持つ家族を支援する団体「A(エー)ふぁみりーs(ズ)」(内村深雪(みゆき)代表、6人)を立ち上げた。6月から鳥栖市内で独自にセミナーを始める。内村代表(49)は「1人で悩んでいませんか」と参加を呼び掛けている。

 生まれながらの脳の働きの違いから起こる発達障害の一つが「ASD」で、100人に1人いるとされる。臨機応変な対人関係が苦手で、自分の関心・やり方・ペースの維持を最優先させる。社会で成功したり、少し変わった人程度で日常生活を送る人もいる。

 支援団体を立ち上げたのは鳥栖市、みやき町、基山町の30代から40代の母親6人。6歳の園児から中学3年までの子どもたちがASDの診断を受けている。

 母親たちは、自らが自閉症で一級心理士のピアカウンセラー齊藤麗子さんが同市で始めた勉強会で出会った。齊藤さんの体験談が身に染みたという。「ASDの子どもがなぜそうした行動を取るのか、とずっと疑問だったことが初めて分かり気持ちが楽になった」

 医師から子どもがASDと伝えられたとき「海の底に沈んだような気持ちになった」と話す内村代表は「偏見もあって診断を受けられなかったり隠したりしている人も多い。そんな悩みを少しでも共有して寄り添い、障害への理解も広げていけたら」と話す。

 セミナーは6、9、10、11、来年2月の第3木曜日午前10時から同市真木町の鳥栖まちづくり推進センター分館で開く。各回、講師の講演後、茶話会を楽しむ。このほど同市から市民活動支援補助対象事業の認定を受け、その補助金10万円を運営資金に充てる。

 6月15日の第1回セミナーでは齊藤さんが診断を受けたばかりの保護者に向けた内容を予定している。セミナーは1回千円。申し込みはメールafamilystosu@gmail.com、ファクス0942(92)1988へ。

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