NHKの上田良一会長

 NHKの上田良一会長は25日、東京・渋谷のNHK放送センターで就任会見を開き、インターネット時代に即した受信料制度について「視聴者の意見を吸い上げるため、有識者の知恵を拝借する場をつくる」と制度改革に意欲を示した。

 前会長の籾井勝人氏は2014年の就任会見の際、「政府が右というものを左というわけにはいかない」などと問題発言を連発したが、この日の上田会長は堅実な説明に終始。政治との距離を問われると「公共放送として自主自律の立場から、事実に基づき多くの角度からできるだけ丁寧に伝えていきたい」と強調した。

 受信料の義務化の議論については「国の力で受信料を徴収して罰則を設けると国の影響が及び、公共放送の立場からすると懸念がある」とした。

 上田会長は長崎県出身で、三菱商事副社長などを経て、13年からNHK経営委員。会長の任期は3年間。【共同】

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