アスパラガス栽培の改善点について説明する農業試験研究センターの担当者=佐賀県庁

 佐賀県の試験研究機関が研究成果を情報共有する「SAGAラボ10+G」が19日、県庁であった。県内10機関の場長、所長や山口祥義知事らが出席。アスパラガスの安定生産技術の開発、有明海の養殖ノリの色落ち被害対策など農漁業の分野での取り組みが示された。

 県農業試験研究センターは、アスパラガス栽培で茎葉(けいよう)の繁茂状態を照度計で数値化する技術を説明した。収量の多い茎葉の繁茂の度合いを生産者に紹介したり、実際に農場で測定して指導したりするなど生産現場への普及を進めているとして、「世界に誇れる産地にしたい」と目標を示した。

 県内で昨年まん延したタマネギのべと病対策については、薬剤による防除システムに関する報告があった。感染が拡大する時期を想定して事前に薬剤の予防散布を行い、べと病の発生が大きく減少して有効だったことを挙げつつ、「原因を解明できていないところも多く、立ち上げた研究プロジェクトの成果を随時組み込んでいく」と述べた。

 県有明水産振興センターは、ノリの色落ち被害をもたらす大型ケイ藻「ユーカンピア」の増殖時期を予測する研究の進ちょく状況を説明した。SAGAラボ10+Gは昨年度から始まり、今回が3回目となる。

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