多久市は、本年度の一般行政事務の採用試験で、地元での就職を希望する高校生を支援するため、「高等学校新卒」枠を設けた。人事担当者は高校新卒枠の設定について「市内でも大きな新規雇用先は市役所だけという状態。若者の定住にもつなげたい」と説明している。

 一般行政事務受験資格は、従来の17歳から25歳までの年齢制限枠と、2017年度の高校卒業見込み枠を新設した。それぞれの枠で数人を採用するという。

 今春の一般事務新採数は5人で、うち3人が大学卒業生、2人は専門学校卒。人事担当者によると、従来の年齢制限枠での高校新卒採用はここ5年間で1人にとどまっていた。

 また採用試験では、今回から各自治体共通の一般教養試験を外し、1次試験にエントリーシート(ES)を導入する。スポーツ分野で全国クラスの成績や、TOEICや英語検定など語学資格の取得状況の記述欄を設ける。2次試験は基礎能力や事務能力、集団作業試験、3次試験は面接、論文、適性試験を実施する。

 高卒限定の新採枠に関し人事担当者は「地方公務員は“職人”意識が必要。10代のときから経験を積ませることで人材の質も確保したい」と話す。

 採用試験の受け付けは8月1日から25日まで。問い合わせは多久市総務課人事係、電話0952(75)2112。

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