国土交通省は21日、九州自動車道の鳥栖ジャンクション(鳥栖市)と久留米インターチェンジ(福岡県久留米市)の間が候補地になっているスマートインターチェンジ(IC)について、設置に向けての準備段階調査を実施すると発表した。関係自治体と協力してスマートICの位置や周辺道路の整備などを検討する。

 スマートICは本線のほかサービスエリアやパーキングエリアに設置され、自動料金収受システム(ETC)を搭載した車が通行できる。国が事業化前から検討に関わる準備段階調査の制度は2015年に設けられた。必要性が確認できる候補地を選定しており、九州では今回が初めて。

 候補地は「味坂(あじさか)スマートIC」(仮称)で、佐賀県と鳥栖市、福岡県と小郡市の2県2市が連携して県境への設置を検討している。今後は国の直轄調査となり、準備会を設けて2県2市と一緒に交通量や整備費、管理方法などを協議する。

 鳥栖市の橋本康志市長は「設置に向けた議論がスタートできるのに感謝する。スマートICは交通渋滞の緩和や災害時の復興支援などに大きく貢献すると期待している」とコメント。構想実現へ向け昨年11月に地元住民らで立ち上げた市建設整備促進期成会の山口重昭会長(74)は「慢性的な国道3号の渋滞緩和が期待され、地域振興にもつながる。一日も早く実現してほしい」と喜びを口にした。

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