統合後の場所について協議した伊万里地区新高校設置準備委員会=伊万里商業高校

 県立高校再編計画で伊万里商業高と伊万里農林高の統合に関し、伊万里地区新高校設置準備委員会は26日、2019年4月に開校予定の新高校の場所は一本化せず、現在の両校を活用する県教委案を了承した。

 商業系(商業科、情報処理科)と農業系(生物生産科、森林工学科)を、それぞれ商業校舎(仮称)と農林校舎(同)に配置する「校舎制」を採用する。6次産業化に対応する学科を設ける予定で、新学科は1年次に商業校舎、2年次以降は農林校舎で学ぶ。

 両校間は直線で約3キロ。校舎制は現在と同じ環境で専門性を維持した教育が可能で、特に農業系の生徒は移動がなく、実習時間が確保できる。部活動などは今後の課題となる。

 伊万里地区は21年度に高校生数減少に伴い、学級減となる可能性もある。伊万里商高同窓会は校舎制を容認しつつ、学級減や校舎制の不都合などが生じた際は「伊万里商にすべき」と提案した。これに対し県教委は「基本的に校舎制を見直すつもりはない」と説明した。

 準備委員会は両校の同窓会やPTA、行政関係者ら19人で構成。来年度は新校名や校章、校歌、制服などの協議に入る。

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