冷凍網のノリ初入札で、風味や口溶けを厳しくチェックして入札価格を決める業者=佐賀市の佐賀県有明海漁協

 佐賀県沖の有明海で養殖された冷凍網ノリの今季初入札が26日、佐賀市の県有明海漁協で開かれた。寒波による生育遅れや一部海域での色落ちの影響で、販売枚数は昨季の初入札に比べて約3割減の1億5308万枚になる一方、今後の供給量への不透明感が相場を押し上げ、平均単価は過去10年で最高になった。

 今季の冷凍網は、年末の赤潮で張り込みが大幅に遅れた。ただ、種付け直後の生育が良好だったこともあり、最高級品の「佐賀海苔 有明海一番」は30万1千枚が出品された。平均単価は22円75銭で、好調だった昨シーズンを3円12銭上回った。販売枚数は秋芽と合わせた4回の累計で約6億400万枚、販売額は98億3300万円になった。

 福富町支所以東の支所で平均単価が軒並み20円台だったのに対し、県西南部海域を中心に色落ち被害が広がっている影響で、西部海域の支所では10円台に低迷した。県有明海漁協の江頭忠則参事は「明暗が分かれた格好だが、V字回復の前例がないわけではない。管理を徹底して上質なものをお届けしたい」と話した。

 冷凍網の入札会は4月13日までさらに5回を予定している。

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