UQコミュニケーションズの専売店のオープンでテープカットする関係者。格安スマホのシェア争いが県内でも激化している=佐賀市のモラージュ佐賀

 格安スマートフォンを展開するUQコミュニケーションズ(東京)が、佐賀県内初となる専売店を佐賀市にオープンした。契約だけでなく、端末の修理にも対応し、シェア拡大を狙う。県内ではソフトバンクグループの低価格ブランド「ワイモバイル」が先行して専売店を構えており、他事業者も含めて顧客の獲得競争が過熱しそうだ。

 UQコミュニケーションズはKDDI(au)の子会社で、大型商業施設モラージュ佐賀に出店した。全国で36店舗目、九州では福岡、鹿児島に続き3店舗目で、「地方は都市部よりも伸びしろがある。集客力の高い施設で認知度を上げ、契約者を増やす」と出店の狙いを語る。

 契約はインターネットや家電量販店でも可能だが、専売店では修理などアフターサービスにも対応する。先行するソフトバンクは県内で同様の専売店を4店舗展開している。

 格安スマホを手掛けるMVNO(仮想移動体通信事業者)は、基地局など自前の設備を持たず、携帯大手から通信回線を借りることでコストを抑え、低価格でサービスを提供している。UQコミュニケーションズの料金は月1980円(税抜き)からで、千円を切るプランを打ち出している事業者もある。

 イオンや楽天、LINE(ライン)、九州電力グループなど異業種の参入が相次ぐ中、MVNOの契約数(昨年末)は1485万件と、1年前に比べて3割近く増えた。UQコミュニケーションズは2017年度中に専売店を100店舗に増やす目標を掲げており、「スマホになじみの薄い子どもやシニア層も多く、サポート体制を充実させて新規需要を取り込みたい」と話している。

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