交通量の多い道路沿いでドライバーに手を振る福岡資麿候補=佐賀市の伊勢町交差点付近

街頭演説に集まった支持者と握手を交わす中村哲治候補=佐賀市の大財北町交差点付近

選挙カーから大きく手を振って支持を訴える中島徹候補=佐賀市のエスプラッツ前

 安倍政権の経済政策「アベノミクス」の評価や憲法改正、環太平洋連携協定(TPP)の是非が問われた参院選は9日、18日間にわたる論戦の幕を閉じた。佐賀選挙区でも野党統一候補や「18歳選挙権」が話題を集めた。最終日もうだるような暑さの中、3候補は市街地や住宅地を駆け巡り、「最後のお願いです」とかすれた声を振り絞った。

 自民現職の福岡資麿候補(43)は、佐賀市内の大型商業施設や交通量の多い交差点などで計15回つじ立ちした。午後7時からは、候補者と同じ紺色のポロシャツ姿の支持者ら約150人と共に与賀町交差点に立ち、約30分間、手を振って支援を訴えた。選挙事務所までの約500メートルを歩きながらすれ違う市民らと握手を交わした。

 マイク納めでは、総括責任者の今村雅弘衆院議員が「選挙に勝利して、古里のために頑張ってもらおう」と訴え、支持者たちが拍手で応えた。午後8時、福岡候補は「悔いのない18日間だった。佐賀のために汗をかくことで恩返ししたい」と必勝を誓った。

 民進元職の中村哲治候補(44)は佐賀市中心部を回り、大型商業施設前などで街演。「安倍政治で皆さんの暮らしは良くなりましたか。普通の人から豊かになる経済にしましょうよ」とアベノミクスを批判、「憲法が改変されると、子どもたちの未来を守れない」と改憲発議に必要な3分の2以上の議席を安倍政権に与えないよう訴えた。

 午後5時すぎには市役所近くで原口一博、大串博志両衆院議員とその後援会、連合佐賀の約100人がそろいの赤いTシャツで通りの両側に並び、「投票に行こう!」のパネルを掲げた。途中から中村候補も合流し、走りながら支援者と握手して「最後までお願いします」と呼び掛けた。

 幸福実現新人の中島徹候補(42)は佐賀市内の住宅地や商業施設などを回り、消費税の5%への引き下げによる景気の回復や、島しょ防衛のための自衛隊オスプレイの佐賀空港配備を訴えた。最後はつじ立ちを続けてきた「自分の原点」という与賀町交差点でドライバーや通行人に手を振った。選挙事務所に戻り「国防も真正面から論じてきた。何も決められない政治を続けていてはいけない」と締めくくった。

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