分教場の写真を見せながら説明をする平川さん(左)と話を聞く児童=佐賀市の大中島児童公園

 佐賀市諸富町大中島地区で21日、児童20人が住み慣れた地元を探訪した。諸富北小学校の分教場などがあった児童公園、伝説が残る弁財天、約60年以上前に諸富橋と大川橋の完成を記念して造られたプールを巡り、知らなかった地区の歴史に触れた。

 住民有志で立ち上げた大中島歴史研究会が地区の歴史をつづった冊子「大中島のあゆみ」を昨年完成させたことをきっかけに、子どもたちにも歴史を伝えようと同研究会やPTAメンバーらが開いた。

 同研究会の平川昭彦さん(70)が講師になり、子どもたちは児童公園に約60年前に分教場があったことや橋がなかったため舟で登校していたことを聞いた。弁財天では本殿に入り、320年前に大洪水で弁財天とかっぱが流れ着いたという伝説に触れ、本殿にまつられている「かっぱの手」を興味津々で見学した。

 参加した末次美南さん(8)は「楽しかった。プールが60年以上前にできたことを初めて知った」と話した。平川さんは「足元の地区の歴史を少しでも子どもたちの記憶に残すことができれば。今後は大人にも伝えていきたい」と笑顔を見せた。

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