衆院外務委員会で多岐にわたる外交課題を追及し、本格復帰した原口一博議員=東京・永田町の衆院分館

 難病による手足の骨折で3カ月余り入院していた民進党の原口一博衆院議員(佐賀1区)が29日、外務委員会で質問に立った。療養中も海外から情報収集するなど準備してきた成果を発揮し、核兵器廃絶や領土問題、国連平和維持活動(PKO)部隊の日報保管問題など多岐にわたりただした。

 委員会の理事懇談会では座って質問できるよう配慮されていたが、原口氏は立ったまま質問した。冒頭、「安倍総理をはじめ、多くの励ましをいただいた。この場を借りてお礼を申し上げたい」と感謝を述べた。「17年前に米国で難病ではないかと言われたが、そこから診断までが長く、厳しかった。国際的に偏見をなくし、ビッグデータを活用できれば多くの人が救われる」と呼び掛けた。

 答弁に立った岸田文雄外相は「国会の現場に復帰されたこと心からお喜び申し上げる。難病と闘う姿は多くの人に勇気を与えたと思う」と激励した。終了後は同僚議員らから「良い質問でした」とねぎらいの言葉を掛けられていた。

 原口氏は「体力的には問題ない。回復の程度は8割」と疲れた様子は見せなかった。安倍首相や岸田外相らのエールにも「ありがたいが、それはそれとして質問で手心を加えることはないですよ」。

=抄録 永田町=

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