近く稼働予定の第3の治療室について説明を受ける来場者=鳥栖市原古賀町の九州国際重粒子線がん治療センター

 鳥栖市の九州国際重粒子線がん治療センター(愛称・サガハイマット)で22日、年に一度の一般公開があった。「切らないがん治療」と注目がさらに高まっていることや、より複雑な形のがん治療が可能な治療室が近く稼働することなどが紹介された。

 公開開始の1時間以上前から多くの人が訪れ、15人程度のグループに分かれて施設内を一周し、説明を受けた。治療室ではピンポイントで重粒子線を照射することで正常な細胞を傷つけることなく治療でき、その破壊力も従来の放射線に比べて大きいことが紹介された。「照射時間は1、2分で2回から16回で済む。痛みや気分が悪くなることもない」と聞くと、参加者から賞賛する声が上がった。

 また、スキャニング照射という高度な技術を駆使した3番目の治療室が間もなく稼働予定で、新たな治療対象として子宮がんと食道がんなどを加えることも説明された。下関市から来た綿野一馬さん(69)と道子さん(68)夫妻は「がんになったら、ぜひここで治療を受けたい」と話していた。

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