「ボランチの評価はチームの勝ち負けそのもの」と話すMF原川力=沖縄県の読谷村陸上競技場

■「一日一日を本気で挑む」

 J1川崎から期限付きで加入した。各世代別で日本代表に選ばれ、昨年リオデジャネイロ五輪の舞台を踏んだボランチ。「競争があるのは当たり前。一日一日、本気で挑む」と新天地で定位置を獲得し、飛躍を期す。

 山口県出身の23歳。3年上の兄を見て5歳でサッカーを始めた。中学までレオーネ山口(現レノファ山口FCアカデミー)で技術を磨き、高校から京都サンガU-18へ。2011年に2種登録となり、翌年、トップチームに昇格した。

 プロ最初の2年間はリーグ戦10試合の出場にとどまったが、14年に期限付きで移籍したJ2愛媛で32試合に出場した。「練習したことを試合で試し、だめだったところを練習するというルーティンを取り戻すことができた」。充実した1年を経て京都に戻ると10番を背負って29試合に出場、成長した姿を見せた。

 昨年、川崎に完全移籍。五輪代表でボランチの3番手という状況を覆すために「J1で結果を」と決意した。リーグ戦出場は4試合にとどまったが、五輪出場を懸けたU-23アジア選手権では本戦出場を決める殊勲弾を放ち、代表の座をゲット。大舞台を力に変える精神面の成長も遂げた。

 川崎で「技術面はまだまだ足りないが、タフさや守備での厳しさの面ではそれまでの蓄積に手応えを感じた」といい、ハードワークと全員で戦うことをカラーとする鳥栖で「勝利から逆算したプレーをしていく」と話す。「ボランチの評価は、チームの勝ち負けそのものにつながる」と自負。ボールを蹴り始めた頃からのポジションで、まずチーム内の競争に打ち勝つつもりだ。

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