自身がデザイン開発した器について解説しながら仕事のやりがいなどを語る辻諭さん=嬉野市の吉田中

■吉田焼窯主らが講話

 地元出身のさまざまな職業人に仕事のやりがいや社会人としての心構えを聞く講話が、嬉野市の吉田中であった。同地域の特産品である肥前吉田焼を生産する窯元「224porcelain」の窯主・辻諭さん(38)と、無農薬や有機栽培の茶を生産する副島園の副島仁さん(40)が母校を訪れ、1、2年の52人にふるさと吉田で地場産業に従事する意義などを語った。

 このうち辻さんは、工業デザイナーの奥山清行さんや北野武さんとコラボした球状のマグカップや、おにぎり型でノリの部分にしょうゆを注ぐ小皿など、ユニークな製品を手掛けている。それらの製品を紹介しつつ、「便利だったり、人の心を豊かにできる物を作るのが理想」と語った。

 さらに世界的な展示会に出品する中で、もっと英語を勉強しておけばという後悔があったことを打ち明け、生徒たちに「目標を決め、逆算して今の自分に必要なことを考える習慣を早い段階から身に付けているといい」とアドバイスした。

 生徒たちは「焼き物の形はどうやって決めているのか」「今までに手掛けたデザインの数は」などと次々に質問。辻さんの幅広い仕事に「吉田焼は意外な所まで広がっているのだと思った」との声も上がっていた。

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