猛暑が予測される中、熱中症への注意を呼び掛ける気象予報士の岩谷忠幸さん=佐賀市のアバンセ

◆猛暑予想し対策提案

 テレビ各局で約15年天気キャスターを務めた気象予報士・防災士の岩谷忠幸さんが7日、佐賀市のアバンセで講演した。西日本を中心とした豪雨や暑さなどタイムリーな話題について解説し、3年ぶりの猛暑になると予想される今夏に向け、訪れた約140人に熱中症への備えを呼び掛けた。

 「気象を知って熱中症対策」と題して講演した。岩谷さんは梅雨前線の位置を注目点に挙げ、「佐賀より北側に位置していると蒸し暑い気候になる」と説明した。参加者の手の平に汗に見立てた水をふきかけ、うちわであおいで体温が下がる仕組みを実験。100ミリリットルの汗で約1度体温が下がり、にじみ出るような汗をかくことが熱中症の予防につながるとし、気温が高くない日も湿度に要注意と説明した。

 佐賀県では熱中症とみられえる症状で132人(6日17時現在)が救急搬送されている。岩谷さんは今夏は記録的な猛暑になると指摘し、「汗をかいた分、スポーツドリンクで塩分を補って」とアドバイスし、高齢者が室内で熱中症になるケースを防ぐため、「部屋に温度計を置いて自分の目で確かめて」と訴えた。

 研究者の予測に基づく「2100年の天気予報」も番組の本番さながらに実演。「佐賀では4カ月半にわたり30度以上の真夏日に」という予報に、会場から驚きの声が上がった。

 講演は県と大塚製薬(本社東京)の連携協定の一環で開いた。

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