災害時を想定し、テントなどアウトドア用品の使い方を確認する参加者たち=佐賀市の金立教育キャンプ場

 大規模災害に備え、被災時に自主的に動ける人材を育てるセミナー「大人の防災キャンプ」が27日、佐賀市の金立教育キャンプ場で始まった。1泊2日の日程で災害に関する知識やアウトドア用品の使い方を学んでいる。

 NPOなど30団体でつくる「佐賀から元気を送ろうキャンペーン」が初めて企画した。構成団体などから約10人が参加し、熊本県から防災や自然体験活動に精通する山口久臣さん(62)と薄井良文さん(59)を講師に招いた。

 初日は、山口さんが国内の災害の歴史などを紹介した上で、「キャンプの技術や道具は災害時にすぐに役立つ」と強調。参加者はドーム式のテントを設営した後、かまどで段ボールを燃やしてコメを炊くなど、限られたもので調理する工夫を学んだ。

 参加した佐賀女子短大2年で同短大ボランティア部部長の組脇えりかさん(23)は「災害時に進んで動けるようにキャンプの基礎を学びたい。非常食を食べるのが楽しみ」と語った。

 28日は非常食を使った朝食づくりやワークショップを予定している。同キャンペーンの岩永清邦代表(33)は「熊本地震のボランティアは、避難所での支援物資の調整など自主的に動ける人材が不足していた。佐賀でも大規模な災害が起こる恐れはあり、人材を増やしていきたい」と話す。

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